映画「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」の感想(ネタバレ含)を書きます。
マクドナルドをフランチャイズ化し、世界最大のファストフードチェーンに仕立て上げたレイ・クロックに興味があり視聴。
レイ・クロック自伝「成功はゴミ箱の中に」をすでに読んでいたので内容は知っていたがよくまとまっていたし、レイ役のマイケル・キートンがよかった。だれもが知っているマクドナルドの誕生秘話を約2時間でざっくりと知ることができる。(感想の続きは後半で)
50代でマック&ディック兄弟が経営するマクドナルドと出会ったレイ・クロック。兄弟が作り上げた革新的なシステムに勝機を見出し、レイが手段を選ばずのし上がっていく姿を描いた作品
レイ・クロックを演じたのはマイケル・キートン。アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた実力派俳優。
映画「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」・あらすじ
+ 映画「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」・あらすじ
52歳のレイ・クロックは、シェイクミキサーのセールスマンとして働いていた。そんなある日、中西部にあるお店から6台ものオーダーが入り驚く。何かの間違いだと思ったレイは、確認の電話をかける。
すると注文は本物でさらに2台追加で計8台。どんな店なのか気になったレイは伝えられた住所へ向かう。そこにはディック&マック兄弟が経営するハンバーガー店・マクドナルドがあった。
レイは合理的なシステムやコスト削減・高品質という革新的なコンセプトに勝機を見出し、兄弟と契約してフランチャイズ化を成功させるが次第に兄弟との関係は悪化。
ハンバーガー帝国を創るために、レイは兄弟との全面対決へと突き進んでいく…
映画「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」の感想
これより下は映画「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」のネタバレを含んだ感想となります。
すでに読んでいた レイ・クロック自伝「成功はゴミ箱の中に」が映画化されることを知り、公開されてすぐに映画館で視聴しました。
見終えた感想は、約2時間で世界のマクドナルドが出来上がるまでの過程がわかりやすくまとめられた作品でした。
映像化されたことで、より一層「人としてはどうなの?」と思ってしまったが、あれだけのビジネスを成功させるためには、経営者としてあそこまでの覚悟も必要なのだと教えられました。
よく経営者は孤独だという言葉も耳にするし…。
ディックとマック兄弟が30秒で商品を提供するためにテニスコートに厨房の図面を描いて、一番効率のいいスタッフの動き方を模索するという発想は大変勉強になったし、マクドナルドをどれほど愛していたのかが伝わってきた。
マクドナルドを多くの人から愛されるお店にしたいという兄弟の想いから、フランチャイズ化を了承したという事実を知ってしまうとちょっと切なくなる。
考え方が甘いのかもしれないが、もう少しいいやり方もあったのではないかと考えてしまった。
ただ兄弟が可愛そう、レイがひどい人間だということで終わらせるのではなく、いろんなこと(契約、信用、チャンス、ビジネス、信念などなど)を学ぶことができる作品だと思いました。
当時52歳だったレイ・クロックの実行力は見習わないといけないし、マクドナルドが不動産業で素晴らしいビジネスモデルだということも再認識しました。
本作品を見終えた後にレイ・クロック自伝「成功はゴミ箱の中に」を読むと映画では描かれなかった姿と映画とは違った角度から彼を知ることができるので、ぜひ読んでみてください。
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