映画「劇場」の感想(ネタバレ含)を書きます。
又吉直樹さん・初の恋愛小説「劇場」が映画化され、Amazonプライムビデオで劇場公開と同時に配信されたので視聴しました。
独特の雰囲気で物語が展開されていき、ラブシーンや暴力といったシーンも一切なく、ただ男女二人の人生を観ている感じの作品でした。(感想の続きは後半で)
脚本家兼演出家の主人公・永田は、なかなか売れず、上演ごとに酷評されていた。そんな時、偶然、女優を志し上京し、服飾の大学に通っている沙希と出会い、恋人同士に。そんな男女の忘れられない恋を描いた物語。
「恋愛がわからないからこそ、書きたかった」と又吉さん自身が語るこの恋愛小説を行定勲監督が映像化。主人公の永田を山﨑賢人さん、ヒロインの沙希を松岡茉優さんが務めています。
映画「劇場」・あらすじ
それは、生涯忘れられない恋-。
— 映画『劇場』 (@gekijyo_movie) February 18, 2020
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一番会いたい人に会いに行く。
こんな当たり前のことがなんでできなかったんだろう―
観た者の心に永遠に残る”恋愛映画”
映画『#劇場』予告解禁
4月17日(金)公開🎬
#山﨑賢人 #松岡茉優#行定勲 pic.twitter.com/E9egL9wxvo
+ 映画「劇場」・あらすじ
高校からの友人と立ち上げた劇団「おろか」で脚本家兼演出家を担う主人公・永田。だが、奇抜な作風なためか上演するごとに酷評され、ほぼ解散状態となっていた。
演劇に対する理想と現実で悩む永田は、いいようのない孤独を感じていた。そんなある日、永田は街で偶然、女優になる夢を抱き上京し、服飾の大学に通っている沙希と出会い、恋が始まる。
お金のない永田は沙希の部屋に転がり込み、一緒に暮らすことに…。沙希は永田の夢を応援し続け、永田もまた自分を理解し、支えてくれる彼女を大切に思いつつも、、理想と現実と間を埋めるようにますます演劇に没頭していくのであった。
映画「劇場」の感想
これより下は映画「劇場」のネタバレを含んだ感想となります。
又吉直樹さん・初の恋愛小説「劇場」が映画化され、Amazonプライムビデオで配信。
原作小説「劇場」は読んでおらず、予備知識なしの状態での視聴。
独特の雰囲気で物語が展開され、これといった特別なシーンもなく、ただ男女二人が歩んだ時間を観ている感じの作品でした。
主演を務めた山﨑賢人さんが、無精ひげにボサボサな髪。これまでのイメージと違った役柄を見事に演じていたので観ていて新鮮でした。
暴力、アルコール依存、ギャンブルと本当の意味でのダメ男ではなく、夢をあきらめるタイミングを失い、もがき苦しんでいるダメな男を上手に表現していたと思います。
またヒロインの沙希を演じた松岡茉優さんの演技もよかったです。
なんとなく彼女を観ていて、売れない芸人さんを支え、最後は捨てられていく、女性をイメージしてしまいました。
内容としては、夢はあるがお金がない男とそれを支える女の物語といった感じで、ごく普通にある話だと思いました。
ただお互いの存在に依存し、変わることから逃げていた二人ってことなのかな…。
最後まで観ることで本作品が伝えたいメッセージがなんだったのかを考えることができるのかもしれません。
これまでのイメージと違う山﨑賢人さんを観たい方におススメです。
+ 映画「劇場」のVOD配信状況
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