映画「ワンダー君は太陽」はニューヨーク・タイムズのベストセラーリスト第1位を獲得し、全世界800万部を突破した小説「ワンダー」を映画化。
主人公のオーガスト・プルマン(愛称:オギー)を演じたのは天才子役の一人と絶賛されているジェイコブ・トレンブレイ。
ジェイコブ・トレンブレイは、主人公を演じるため、オギーの医学上の設定であるトリーチャー・コリンズ症候群の子供たちの元へ訪れ、交流を重ねていたとのこと。
そんなオギーの母親・イザベルを演じたのは、ハリウッド女優のジュリア・ロバーツ、父親・ネート役はオーウェン・ウィルソン、姉・ヴィア役はイザベラ・ビドビッチが演じている。
実写映画「美女と野獣」の脚本を担当したスティーブン・チョボウスキーが監督・脚本を務めたヒューマンドラマ。
映画「ワンダー君は太陽」のあらすじ(ネタバレ)
+ 映画「ワンダー君は太陽」のあらすじ(ネタバレ)
「ワンダー君は太陽」の主人公・オギーは、見た目を除けば何処にでもいる普通の男の子。
遺伝子の疾患(トリーチャー・コリンズ症候群)で、人とは異なる顔で生まれてきたのだ。
27回も手術を受け続けたオギーだったが、憧れている宇宙飛行士のヘルメットを被り、顔を隠す日々を送っていた。そんな彼が10歳のとき、両親は外の世界(学校)へ送り出そうと決意。
5年生で生まれて初めて学校に通うことになったオギーを待っていたのは、生徒たちからのいじめや親友・ジャック(ノア・ジュプ)の裏切りだった。だが、家族の支えもあり、諦めることなく学校へ通い続けるオギー。
その頃、高校初日にオギーの姉・ヴィアも大親友・ミランダ(ダニエル・ローズ・ラッセル)とちょっとしたすれ違いが起こり、ショックを受ける。これまで彼女のことを理解してくれていたおばあちゃん(ソニア・ブラガ)はこの世にいない…。
そんなヴィアの目の前に同じ高校に通うジャスティン(ナジ・ジーター)が現れ、救われるのであった。一方、オギーの知的でユーモアあふれる魅力に気づき始める生徒たちが次つぎと現れ、共にさまざまな事件を乗り越えていくのだった。
そして、修了式当日を迎え、一生忘れられない出来事が彼らを待っていたのだった…。
映画「ワンダー君は太陽」のネタバレ感想
これより下は映画「ワンダー君は太陽」のネタバレを含んだ感想となります。
映画「ワンダー君は太陽」を見終えた後、子どもにも見せたい映画の1つだと思いました。
確かに主人公のオギーが言うように、生まれつき顔に障害を持つ子と持たない子では、周りからの反応はまったく違うと思う。
これは当事者にしか辛さがわからないことなんだろうけど。
もちろん、見た目で判断をしてはいけないことはわかっているけど、どうしても初対面だと見た目で判断してしまうことがある。
でも実際に話してみると気が合ったりすることも普通にあるし…。
そんな中、印象に残った言葉がありました。
この一言で見た目も大切だけど、相手と少し向き合う時間を持つことも大事だということを改めて認識させられました。
そして、オギーの周りにいる人たちの心境の変化。
とくに、姉・ヴィアの家族に対する想いには、胸が締め付けられました。
弟・オギーがいることで両親に構ってもらえない、甘えてはいけない孤独感。
だからといって、オギーを憎むのではなく、弟を可愛がり寄り添う姉の姿、見ていてとても切なかったです。
最後は、オギーを通して大親友・ミランダとも仲直りし、人間関係が上手くいったのでホッとしました。
心が温かくなり、見終えたあとはやさしい気持ちになれる素敵な作品でした。
子どもを育てている親や友だち関係に悩んでいる子供におすすめです。
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