映画「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を視聴したので、ちょっとだけネタバレを含んだ感想を書きます。
第44回日本アカデミー賞の優秀アニメーション作品賞として「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」がノミネートされました!最優秀賞の発表・授賞式は2021年3月19日(金)
2020年9月18日に公開された「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が映画館で上映されていたので観に行ってきました。(観客動員145万人突破し、興行収入21憶円超!1月時点)
武器として育てられ、感情を持たない一人の少女がいた。彼女の名は、ヴァイオレット・エヴァーガーデン。戦地で負傷し、ベットの上で目を覚ましたヴァイオレットに残されたものは、戦場の記憶とそこにはいないギルベルト少佐(上官)が最後に告げた「愛してる」の言葉だけだった。やがて戦争も終わり、代筆業(自動手記人形)に従事するヴァイオレットは親愛なるギルベルト少佐がどこかで生きていることを信じる日々を送っていた。数年たったある日、1通の宛先不明の手紙が見つかるのであった…。
「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を見終えた感想は、ストーリーと京都アニメーションが描く映像も素晴らしく、140分があっという間でした。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンのストーリーは、王道で何となく先が予想できるのですが、まったく飽きることなく、いつの間にか感情移入し、自然と涙が流れているのが魅力のひとつ
これまでのテレビアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を見たことがない人もしっかりと理解できる内容となっているので、初見の方にもおすすめです
もちろん、テレビアニメから見ている人も十分満足いく仕上がりでした
劇場版は最初の10分間で既に自然と涙が流れるし、これまで築き上げてきた世界観を壊さずに完結させていたのもよかった
本当、見る人にやさしい作りになっている素晴らしい作品だと思います
本作品は、主に3つのストーリーから物語が構成されていました。
【少年・ユリス】
ヴァイオレットに手紙の代筆を依頼した少年・ユリスとのストーリーは、家族や親友に対する感謝の気持ちを忘れず、自分の素直な思いを伝える大切を教えてくれる内容でした。
たぶん、ほとんど人がユリスのところで涙腺が崩壊すると思いますので、ハンカチとティッシュ、あと替えのマスクを持参することをおススメします。
【アン・マグノリアの過去】
ヴァイオレットが昔、代筆をしたアン・マグノリアの孫・デイジーとのストーリーでは、本作品から観始めた人でもわかるようにこれまでの内容も回想する構成になっていました。(テレビアニメで神回と言われている第10話とも関係しています。)
また、手紙に思いを書き記し、伝えることで後世に当時の出来事や思いが受け継がれるのと同時に、自分が生きていた証になることを思い知らされました。
【ヴァイオレットとギルベルト少佐】
ヴァイオレットとギルベルト少佐の結末は、テレビアニメを観ていた者としても、多少もどかしさを感じますが、納得いく終わり方だったと思います。
家族愛、純愛、親愛と観ている人の立場によって受け止め方が変わる作品なんだと思いました。
大事な人を思い、感謝や素直な気持ちを相手に伝える大切さを教えられる映画
ほんの少しツッコミたくなるところもあるので、細かいことが気になる人や泣かせにきてる作品が苦手な人には「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は向いていないかもしれません。
ただ個人的には、そんなことが気にならないほど、映像と内容が素晴らしい作品だと思います。
ぜひ、替えのマスク、ハンカチをもって視聴してみてはいかがでしょうか?
京アニ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」をまだ視聴していない人は、先に全13話を観てから劇場版をご覧になることをおススメします。
京アニ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を視聴した感想(ネタバレ含)
京アニ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」