バスケ漫画と言えば、井上雄彦さんの「SLAM DUNK(スラムダンク)」を頭に浮かべる人が多いのではないでしょうか?
わたし自身も大好きなバスケ漫画のひとつです。
その他、八神ひろきさんの「DEAR BOYS(ディア ボーイズ)」や藤巻忠俊さんの「黒子のバスケ」など、いろんなバスケ漫画が存在します。
そんな中、これまで観たことがなかったアニメ「あひるの空」を動画配信サービス(VOD)で発見
早速視聴してみたところ面白く、どっぷりとハマってしまいました。
そこで今回、バスケ経験者のわたしがハマったアニメ「あひるの空」をご紹介します。
アニメ「あひるの空」のあらすじ
小柄な体格でずっと試合に出ることができなかった主人公・車谷空は、母親と「高校最初のバスケ大会で優勝する」と約束。
その約束を果たすため、九頭龍高校に入学した空はバスケットボール部に入部しようとする。
しかし、肝心のバスケ部は花園兄弟を始めとする不良達のすみかになっており、活動停止状態。
だが、空のバスケへの純粋な熱量に花園兄弟らの心も動かされ、共にインターハイ出場を目指すことに…。
バスケ経験者がハマったアニメ「あひるの空」の魅力
原作漫画「あひるの空」も読んだことがなく、あまり期待せず観始めたのですが、想像以上におもしろく、一気に最終回まで視聴したアニメ「あひるの空」の5つの魅力をお伝えします。
主人公がスモールプレイヤー
九頭龍高校1年生の車谷空は、身長が149cmしかない小柄なバスケット選手。
そんな彼が活動停止中だったバスケ部を復活させ、仲間と共にいろんな困難に立ち向かっていく姿がカッコいい。
わたしも高校(約9年間)までバスケットボールをやっていたし、主人公の車谷空と同じで背が低くかったので、より一層親近感が沸いた。
現実的なプレーが多い
漫画だからと言って非現実的なプレーばかりではなく、バスケ経験者から見ても現実的なプレーが多く、共感できるところがたくさんあって観ていてイヤにならなかった。
実際に、高校レベルになると外からのシュートを外さない選手もいるし、何でもできちゃうオールラウンダーもゴロゴロいるので、わりと忠実に描かれていて驚きました。
花園千秋のエルボーパスは、さすがにあり得ないと思うけど、NBAのジェイソン・ウィリアムズ選手が実際に使っていたりするんですよね(笑)
バスケ初心者の成長
バスケ初心者が急に上手くなって、活躍しなかったのも現実的だったし、高校からバスケットを始めた選手(安原・鍋島・茶木)の苦悩や思いが丁寧に描かれていたのがよかった。
たった一ヶ月でバスケ初心者が試合で活躍できるほど、バスケは簡単ではないし、甘くもない。
その辺もきちんと理解して、描かれているのが魅力の1つ。
なかなか手にすることができない勝利
結成したばかりの新チーム(クズ高)が簡単に勝利することはなかった。
大抵の場合、最後の最後で奇跡的に勝っちゃたりするけど、しっかりと試合に負けるところがリアルで毎試合引き込まれるほど展開が面白い。
接戦で戦っているときの会場の雰囲気であったり、追い上げ・追い込まれているときの選手たちの心境がきちんと描かれているのには驚きました。
共感
アニメ「あひるの空」はバスケ経験者として共感できることが多く、納得して観ることができた。
例えば、わたしも空と同じで「身長の高い子が優先して試合に出れる」って経験もあったし、背が低いことで相手チームから舐められるってこともあった。
でも諦めず続けていたら、高校3年には試合に出れるようになっていたし、 自分より背が高いだけの選手にも負けなくなった。
スリーポイントラインから一歩後ろに下がった位置でのシュート練習もたくさんしたし、基礎体力を高めるためにひたすら走ったこともある。
背の低い選手が周囲からバカにされるのは当たり前だったけど、自分より背の高い選手を徹底的に叩き潰した時の爽快感は、スモールプレイヤーにしか味わえない。
それに試合が終わるころには、周りの反応が180°変わっているのが滅茶苦茶おもしろい(笑)
そういったところも想像しながら、アニメ「あひるの空」は楽しむことができるのが一番の魅力です。
まとめ
アニメ「あひるの空」は、バスケ経験者でも十分楽しめるバスケ漫画だと思います。
個人的には、身長が低くて悩んでいる現役バスケ選手に見てもらいたい作品ですね。
「バスケ=身長」という考え方がちょっとは変わるのではないでしょうか?
アニメ「あひるの空」をまだ観たことがない方は、ぜひ視聴してみてください。
ちなみにテレビアニメは単行本18巻までの内容となっており、いまのところ続きが放送されるのは未定。
続きが気になる方は、単行本が50巻まで発売されていますので、そちらを読むことをおススメします