完全分業制で制作された西野亮廣さんの原作絵本「えんとつ町のプペル」をアニメ映画化
本作品は観客動員数170万人を超え、第44回日本アカデミー賞で優秀アニメーション作品賞を受賞
ハロウィンの夜、ゴミから生まれたゴミ人間。この町でただ一人「星」を語っていたブルーノの息子・ルビッチと出会う。次第に2人は仲良くなり、名前の無かったゴミ人間はルビッチによって「ハロウィン・プペル」と名付けられる。ある日、ルビッチはプペルと「星を見つけに行こう」と決意するのだが…
映画「えんとつ町のプペル」のネタバレ感想
全体的には絵がキレイだったし、プペル役の窪田正孝さんとルビッチ役の芦田愛菜さん、2人の声がキャラクターに合っていてよかったです。
内容については、原作絵本を読んでいたので新たに感動することもなかったです。もちろん、原作絵本で描かれていない追加シーン(内容)や登場するキャラクターも増えていたので、最後まで飽きることなく楽しむことができました。
が、絵本にはあった冒頭の「プペル(ゴミ人間)ができるきっかけとなる配達屋のシーン」がなかったのと、ネックレスがブレスレットに変わっていたことがちょっと残念でした。
個人的には、プペルの心臓がえんとつ町に落ちてきた理由があった方が良かったし、ネックレスのままの方がしっくりきてよかったかな…。
とはいえ、西野亮廣さんが多くの人に伝えたいメッセージが込められた作品だったと思います。
・集団行動を乱した者は、立ち上がれなくなるまで袋叩きにあう
・新しいこと(夢)を始めようとする者は、周囲から邪魔を受け、否定され続ける
・自分たちの地位や名誉を守るために洗脳し、邪魔者は排除
など、いまの世の中(日本)に訴えかけていたのではないでしょうか。ただ、映画だけを観た人にはちょっと伝わりにくいかもしれないと感じました。
芸人・西野亮廣さんが作った映画というだけで判断せず、実際に一度見てみることをおススメします。
数々の賞にノミネートされた作品なので。
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