映画「コーヒーが冷めないうちに」を視聴した感想(ネタバレ含)を書きます。
本作品は「4回泣ける」と話題だったのですが、正直泣くところまではいかなかったです。
だからと言って、つまらない作品ではなく、わたしにとっては自分の過去と未来を考えるきっかけを与えてくれた作品だと言えます。(続きは後半で)
映画「コーヒーが冷めないうちに」は、2017年本屋大賞にもノミネートされた小説原作(原作:川口俊和)を映画化した作品。
有村架純さん演じる主人公・時田数が働く喫茶店「フニクリフニクラ」を舞台に4人の心温まる奇跡が展開されていきます。
コーヒーが冷めないうちに・あらすじ
+ コーヒーが冷めないうちに・あらすじ
主人公・時田数(有村架純)が働く喫茶店「フニクリフニクラ」の店内には、座るとその人が望んだとおりの時間に戻ることができるのという【ある席】が存在していた。
ただし、そこにはとてもめんどうくさいいくつかのルールが…。「あの時に戻れたら…」という後悔を抱えた客たちが今日も店を訪れるのであった―
そんな中、「恋人」「夫婦」「姉妹」「親子」と4つの心温まるエピソードが次々と目の前で起きていく。
映画「コーヒーが冷めないうちに」を視聴した感想(ネタバレ含)
これより下はネタバレを含んだ感想となります。
映画「コーヒーが冷めないうちに」の"過去に戻ることはできるが過去を変えることはできない”と言った設定が好きだったのと、小説の評判もよかったので視聴しました。
率直な感想は、内容もわかりやすく最後まで楽しめて見ることができました。
ただ期待も大きかったのか、泣くところまではいかず…。
とはいえ、あの時こうしていればとか、こう伝えていればよかったと悔やむこともあったので、この作品を見てよかったと思います。
「過去を変えることはできないが、これからを変えることはできる。そしてそれができるのは、今を生きている自分でしかない」ということを教わった気がします。
内容としては、幼馴染、夫婦・姉妹、そして親子と比較的身近に感じるテーマだったので、抵抗なく物語に入り込むことができたし、有村架純さんの落ち着いた雰囲気もあの喫茶店で働く女の子のイメージにあっててよかったです。
若年性アルツハイマーに侵された妻・高竹佳代を演じる薬師丸ひろ子さんと、妻を優しく見守る夫・房木康徳を演じた松重豊さんの演技は流石。
過去のことで悔やんでいる人やいつも自分が思っていることと逆のことを選んでしまう人に見てもらいたい映画だと思います。
「コーヒーが冷めないうちに」を観終わったあとは、コーヒーを飲みながら、過去の自分といま生きている自分とで対話してみてもいいかもしれませんね。
+ 映画「コーヒーが冷めないうちに」のVOD配信状況
映画「コーヒーが冷めないうちに」のキャスト
+ 映画「コーヒーが冷めないうちに」のキャスト
時田数役(有村架純)
叔父の流が経営する喫茶店「フニクリフニクラ」を手伝う女の子
時田流役(深水元基)
主人公・数の叔父で喫茶店「フニクリフニクラ」の店主
新谷亮介役(伊藤健太郎)
数に次第に惹かれていく常連客で大学生
清川二美子役(波瑠)
ケンカ別れした幼馴染の賀田多五郎を想う三十路直前の独身キャリアウーマン
賀田多五郎役(林遣都)
清川二美子の元恋人でケンカ別れをしたままアメリカへ
高竹佳代役(薬師丸ひろ子)
若年性アルツハイマーを発症した房木の妻
房木康徳役(松重豊)
若年性アルツハイマーを発症した佳代を優しく見守る夫
平井八絵子役(吉田羊)
一人スナックを営む喫茶店の常連客
平井久美役(松本若菜)
八絵子の妹
時田要役(石田ゆり子)
数の母親。なぜかいつも同じ席に座る