映画「アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング」を視聴した感想(ネタバレ含)を書きます。
本作品は、容姿に自信がない主人公・レネー・バレットがあることをきっかけに自信を持ち、最後に大切なことに気づくストーリー。
途中、レネーの言動にイラっとする場面もあったが、一般的なストーリー展開とは違い、最後まで楽しむことができました。(続きは後半で)
映画「アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング」は、自分の見た目に対する不満や自尊心が持てないといった悩みをテーマに女性なら誰もが共感する切実な思いをコメディタッチで描いた作品
ちなみに、主人公のレネーを演じたエイミーさんは、自身が脚本も務めた主演作「エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方」でゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされた実力派女優です。
映画「アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング」・あらすじ
+ 映画「アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング」・あらすじ
ぽっちゃりした見た目を気にして自分に自信が持てないでいるレネー・ベネット(エイミー・シューマー)は、高級コスメ会社「リリー・ルクレア」のオンライン部門に勤務。しかし、華やかな本社ではなく、チャイナタウンの地下にある薄暗い小部屋で冴えない日々を送っていた。
ある日、痩せるためにジム通いを始めた彼女たっだが、トレーニング中にバイクから転倒し、頭を強打してしまい、その場に倒れるのであった。失神から目が覚めたレネーは、自分が絶世の美女に変身していることに気づく…。
だが、それはレネーの思い込みであり、実際は何一つ変わっていなかったのだが―。
映画「アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング」の感想(ネタバレ含)
これより下は映画「アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング」のネタバレを含んだ感想となります。
事前知識を入れずに映画「アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング」を視聴。
映画を観るまでは、ぽっちゃり体型の女の子が痩せてキレイになっていくといったよく聞く物語だと思っていました。
けど、頭を強打したことをきっかけに自分が美女に変わったと勘違いしてしまうことで、自信を持ち、ポジティブになっていく内容だったので、最後まで楽しむことができました。
特に印象に残っているのは、セカンドラインの発表会でこれまでのことに気づいた主人公のレネーが話した内容です。
子供の頃は誰もが自信に満ちているが、あるきっかけで疑問を抱き始める。
だれかに意地悪なことを言われ、何度も自分を疑ううちにすべての自信を失う
自尊心や信念もすべて消える
でもそれに打ち勝つ強さを手に入れたら…見た目なんて関係ない
子供の頃の自信を失わないで、誰かに能力がないとか美しくないと言われようと私たちの強さや賢さはもっと素晴らしいもの
私は私だから…私であることを誇りに思うから―(字幕版より抜粋)
本作品は、この事を伝えるために作られたものだと思います。(できれば、字幕で観た方がいいかも…。)
途中、自分が絶世の美女になったと勘違いし、過剰な自信から周りに酷い態度を取ってしまうレネーにイラっとさせられましたが、ある意味こんな感じに変わる人もいそうだな~と思いながら観ていました。
周りの心ない言葉に支配されず、自分らしく、生きていいんだよと教えてくれた作品でした。
他人が発した言葉の意味は、自分で決めることができる。
例えば、自分より太っている人間から「デブ」と言われてもあまり気にしないと思う。(いやいや、あんたの方がデブでしょう。)
でも自分より痩せている人間から「デブ」と言われたらちょっとは気にする。(わたしデブなのかな?)
同じ「デブ」という言葉。
ただ自分が受け取ったときに言葉の意味を決めているだけ。
だったら、自分にプラスになるように受け取った方がトクなのかな?と最近思うようにしています。
ちょっと元気がないときや自分を否定しているときに観たい作品です。
+ 映画「アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング」のVOD配信状況