映画「こんな夜更けにバナナかよ」を視聴した感想(ネタバレ含)を書きます。
大泉洋さん主演作品だったのと映画タイトルが気になったので視聴。
予備知識なしの状態で最後まで視聴。途中で実話をもとに作られた作品だということを知り驚きました。ただ、最初の15分ぐらいでイラっとして離脱する人もいそうな感じがします。(感想の続きは後半で)
舞台は北海道札幌市。難病を患った鹿野靖明と彼に出会って変わっていく人たちの人生を描いた実話作品
渡辺一史さんのノンフィクション書籍「こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち」を映画化
映画「こんな夜更けにバナナかよ」・あらすじ
幼い頃に難病の筋ジストロフィーを患った鹿野靖明。
首と手だけしか動かせない彼は24時間365日だれかの介助がないと生きていけない体だった。
そんな状態だったにも関わらず、医師の反対を押し切って、自分で集めた大勢のボランティアたちと自立生活を送っていた。
そんな鹿野を介助するボランティアの一人、医大生の田中はいつも振り回される日々。
ある日、鹿野宅にたまたま訪れた田中の恋人・美咲まで新人ボランティアに勘違いされてしまう…。
*筋ジストロフィーとは、体の筋肉が徐々に壊れていき、進行性に筋力が衰える病気
映画「こんな夜更けにバナナかよ」の感想
これより下は映画「こんな夜更けにバナナかよ」のネタバレを含んだ感想となります。
大泉洋出演映画ということもあり、予備知識なしで視聴。
大泉洋さんの自然な感じの演技がよかったです。
最初の15分くらいは、大泉洋さん演じる鹿野靖明のボランティアに対する横柄な態度がすっごく気になり、あまりいい気分で観ることができませんでした。
けど、高畑充希さん演じる安堂美咲の言葉をきっかけに鹿野の態度が変わり、彼の人生や対人についての考え方があきらかになっていくことで見方が変わっていきました。
人の助けが必要な時は、素直に助けを求めてもいい
もっと自分の気持ちに正直に…そして自由に生きてもいい
夢を持ち、あきらめずに追い続けることの大切さを忘れてはいけない
気づくと忘れてしまっている大切なことを思い出させてくれた感じがします。
それと美咲が彼氏の田中久(三浦春馬)に好かれるために嘘をついてしまったことに対する鹿野のアドバイスがよかったです。
嘘をついたことを後ろめたいと思うなら、嘘を本当にしちゃえばいい。
事実に変えちゃえばいいだけ(笑)
まさしくその通りだと思いました。
鹿野のようにどんな時も前向きに物事を考え、行動する習慣を身に付けた方が、人生を楽しむことができる。
いま起きているコロナ騒動もプラスに考えるかマイナスで考えるかで人生が大きく変わってくるのだと…
コロナの影響でいままで当たり前だったことができなくなったし、辛いことの方が多いかもしれない。
それでも生きていくしかない
共感できないところもあったが、自分に正直に生きているか?と問いかけるきっかけを与えてもらえたので視聴してよかったです。