映画「恋は雨上がりのように」を視聴した感想(ネタバレ含)を書きます。
小松菜奈さんと大泉洋さんとのW主演作品だったということもあり視聴。
原作を読んだことはなかったが普通に楽しめました。さえないファミレス店長・近藤正己は大泉洋さんがハマり役だったし、女子高生・橘あきらを演じた小松菜奈さんも主人公の冷たさと可愛らしさを見事に表現していたと思いました。(感想の続きは後半で)
冴えない年上のおじさん店長・近藤正己に想いを寄せる感情表現が不器用で一見クールな女子高生・橘あきらの恋模様を描いた恋愛漫画
眉月じゅんさんの原作漫画「恋は雨上がりのように」を2018年5月に実写映画化。同年1月、第63回小学館漫画賞(一般向け部門)を受賞。
映画「恋は雨上がりのように」・あらすじ
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女子高生・橘あきらは陸上部のエースだったが、アキレス腱のケガで走ることを諦めてしまう。偶然入ったファミレスでぼんやりしている彼女にやさしく声をかけたのが店長の近藤正己だった。
それをきっかけにあきらはファミレスでアルバイトを始め、バツイチ子持ちで20歳以上年上の近藤に恋心を抱くのであった。
高校生の彼女に好意をもたれているとは思いもしない近藤に対し、自分の想いを抑えきれなくなったあきらはついに告白する。そんな彼女の真っ直ぐな想いを、そのまま受け止めることもできない近藤は…
映画「恋は雨上がりのように」の感想
これより下は映画「恋は雨上がりのように」のネタバレを含んだ感想となります。
原作は読んだことがなかったが、純粋にいい映画でした。
小松菜奈さんは、一見冷たそうに見える橘あきらを見事に演じていたし、目がやっぱり素晴らしかった。
それと夢を叶えることができず、自分に自信を持てない中年・近藤正己役に大泉洋さんがピッタリはまってて違和感なかった。
時折、近藤があきらに人生の先輩として伝えた言葉に共感が持てました。
ただ「夢や希望もない、からっぽの中年なんだよ僕は」と言ってしまうおじさんにはなりたくはないかな…
ラストもはっきりと結末を決めるのではなく、見終えた後に2人のその後を想像させる終わり方でよかった。
きっと2人は付き合うことはなく、友だちとして今後も連絡を取り合うんだろうな…先生と生徒みたいな関係で続くんだろうと勝手に想像していました。
あとは、近藤の息子にあきらが浜辺で走り方を教える場面やラストシーンなど、本作品の映像(カメラワーク)がすごく好きでした。
ちょっと人生に疲れたおじさんにほんの少し勇気を与えてくれる作品でよかったです。
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