ドラマ「天国と地獄 ~サイコな2人~」の考察と予想を第1話から最終話までの内容ごとにまとめています。
本作品は鹿児島の奄美大島に昔から伝わる「月と太陽の伝説」をモチーフとした脚本家・森下佳子のオリジナル作品
綾瀬はるか演じる刑事と高橋一生演じる殺人事件の容疑者が入れ替わり物語が展開していく内容となっている。
天国と地獄 ~サイコな2人~・各回の考察と予想が理解しやすいように簡略した人物相関図を初めに載せておきます。
「天国と地獄 ~サイコな2人~」の第1話から最終回までの考察と予想
「天国と地獄 ~サイコな2人~」が放送され、初回平均視聴率16.8%と好スタート。
あわてん坊で正義感が強く「…であるべき」が口癖の刑事・望月彩子。ある日、連続猟奇殺人とみられる事件が起こり、現場へ向かった彩子。彼女は、殺害後に犯人が現場を特殊な洗浄剤で清掃したことを突き止め、ベンチャー企業社長・日高陽斗にたどり着くのだが…。
ドラマ「天国と地獄 ~サイコな2人~」を第1話から見直すならパラビ
天国と地獄・第1話の考察と予想
天国と地獄・第1話の考察と予想について書いていきます
・電車内でマスクをつけ忘れた彩子に日高が自社製品マスクを差し出したのが最初の出会い
・猟奇的殺人が発生し、遺体の口内には大量のパチンコ玉が詰められていた
・凶器は石、遺体の手に謎のマーク(Φ)、過去の事件との関係がある?
・創薬ベンチャー企業のコ・アース社の特殊洗浄剤が殺人現場で使われていた
・日高陽斗にはアメリカで猟奇殺人犯の容疑を受けた過去がある
・階段から転げ落ちた2人。中身だけが入れ替わる
彩子が見た夢の意味は?
【1回目】
夜の海辺に立ち、自分が拾った丸い石(月?)を何者かに取り上げられる夢
【2回目】
石を取り上げた日高に殴られる夢
1回目は彩子自身で2回目は日高に入れ替わった彩子ってことなのか…
入れ替わりの謎
彩子の姿をした日高が口にした一言に入れ替わりの謎を解くカギが隠されているのではないか
「本当は月は太陽に、太陽は月になるはずだった」
2人が入れ替わったのが満月の日だったことから、元に戻れるのは地球から月が見えない新月だと予想
サイコパスになったきっかけ
日高は大手食品企業サンライズフーズの御曹司ということもあり、幼い頃にひとり寂しく生活を送っていたことをきっかけにサイコパスになった?あるいは、子どもの頃に読んだ本の影響…
じつは、猟奇殺人犯は日高ではなく、彩子の恋人・渡辺陸なのかも…。
天国と地獄・第2話の考察と予想
天国と地獄・第2話の考察と予想について書いていきます
・彩子は日高と共に日高の殺人容疑を晴らすことを約束する
・日高の自宅から洗浄剤「サンプルQ」と「暗闇の清掃人Φ」と書かれた紙、過去の事件写真、手紙、人物名と連絡先が書かれたリストを運び出した
・階段から二人で落ちるだけでは元に戻れない
・日高が身に付けていた皮手袋はプレゼントとしてもらった物
・後輩の八巻英雄だけ、彩子と日高が入れ替わったことに気付く
・日高が捨てた皮手袋を子供が拾う
日高の自宅から持ち出した段ボールの中身から、殺人犯は別の人である可能性が高い。
猟奇殺人に何らかの形で日高も関係していて、独自で犯人を捜し続けていた。例えば、恋人か身内が犯人に殺害されたとか…
それにしても八巻の洞察力はスゴイし、日高(彩子)に対しての質問の仕方が上手かった。というより、ちょっとした仕草から別人だと気づくよね。
彩子の恋人で便利屋の渡辺陸があやしい…彼なら特殊洗剤も手に入れることができるし、殺害された田所の自宅にも便利屋の仕事として簡単に侵入することができる
天国と地獄・第3話の考察と予想
天国と地獄・第3話の考察と予想について書いていきます
・奄美大島にある丸い石は「持って帰ると呪われる」と地元では言われていた
・奄美大島にある緋美集落に日高が訪れていた
・日高が捨てた皮手袋が見つかったが、物的証拠(田所のDNA)は検出されなかった
・シヤカナローの花は実在せず、サガリバナと呼ばれている花である可能性が考えられた。この花が咲くのは夏で一夜だけ。
・壁に描かれた「4(赤文字)」を見た彩子(日高)が「終わりじゃなかった。」と一言
・陸が「4(赤文字)」を消していた(便利屋への依頼)
・彩子(日高)が人を殺害している映像が日高(彩子)のもとに送られてきた
壁に描かれていた数字「4」は、誰か(協力者)から彩子(日高)へのメッセージ
そして二人目の被害者の名前は四方忠良(第4話予告より)。日高の家から回収したリストに記載されていた人物でした
もう一点、陸が数字を消していたのもちょっと気になる。八巻が便利屋へ依頼?
予想外の展開にまったく予想が出来なくなってきました…。第3話を見ると二人目を殺害したのは日高。ただ殺害されたのがリストに載ってた人物(四方)ということは、日高は誰かに操られ、犯行に及んでいる(洗脳)可能性も考えられる。そう考えると黒幕が陸、八巻ってこともあるのかもしれないです…
天国と地獄・第4話の考察と予想
天国と地獄・第4話の考察と予想について書いていきます
・二人目の被害者である四方の殺害現場も清掃がされていて、手のひらに「Φ」
・「Φ」マークを使っているのは海外組織だけ
・警視庁捜査第一課の河原は、皮手袋に付着しているはずのDNAがバクテリアに侵されて検出できなかったことを知り、彩子(日高)がすり替えたと疑いをもつ
・陸は彩子(日高)が2重人格だと疑う
・彩子(日高)が浴室で「2」田所、「4」四方 、次は誰…「Φ」と口にする
・日高(彩子)は会社の従業員に階段から落ちて記憶障害になったと嘘を告白
・日高は従業員から慕われている
・妹・優菜から日高(彩子)が高校生の頃に親しくしていた足の不自由なおじいさんが階段から落ちて亡くなくなった時、自分のことを責めていたと聞かされる
・日高と彩子が協力し、彩子(日高)の殺人容疑を否定
日高の高校時代に亡くなったおじいちゃんが関係している?
二人目の四方を殺害したのも彩子(日高)ではないと予想。逆さに吊り下げられていた四方がまったく動いていないのが不自然。生きていたら吊り下げられていても動いて暴れるのでは?すでに四方は真犯人に殺されていた。日高(彩子)に協力させるために彩子(日高)がわざと動画を撮ったのではないだろうか
天国と地獄・第5話の考察と予想
天国と地獄・第5話の考察と予想について書いていきます
・彩子(日高)が口にした「curiosity killed the cat(好奇心は身を滅ぼす)」はイギリスのことわざ。英語に「Cat has nine lives.」 (猫は9つの命を持っている/猫は容易には死なない)ということわざがある。
・陸がコインロッカーの存在を知り、中身を知る
・個人情報の売買をしていたトダカズキ(女性)が一ノ瀬正造事件で虚偽の証言をした可能性がある
・日高(彩子)が陸に彩子(日高)と入れ替わっていることを伝える
・日高宛の手紙には「明日3時 学校のそばの歩道橋で待ってます」と書かれていた
・日高(彩子)手紙の差し出し主が犯人だと彩子(日高)に鎌をかける
陸の師匠・湯浅が他人名義で家を借りていたのは何かのヒントなのか?
誰かが名前を偽っていることも考えられるのかも。たとえば、陸の本名は渡辺ではないとか
いまのところ、黒幕は陸か八巻しか考えられない。今回、九十九に情報をリークさせた八巻も怪しい感じがするけど、陸の方が本命。トダカズキと陸がどこかで繋がっている?
天国と地獄・第6話の考察と予想
天国と地獄・第6話の考察と予想について書いていきます
・日高宛の手紙(歩道橋で待ってます)はラブレターではない可能性が考えられる
・新月に犯行が行われる
・Φ=クウシュウゴウ(空集合)
・個人情報を買った相手は十和田元
・歩道橋の落書きは「クウシュウゴウ(Φ)」という名の人物から依頼。身長は日高ぐらいで年齢は40代
・歩道橋に描かれた数字は「9」
・久米正彦が狙われると予想した彩子(日高)は久米宅へ侵入し、犯人を待ち伏せ
・奄美大島にある民宿「あま風」のオーナーから日高のことを「東朔也(あずまさくや」と呼ぶ人間が現れる
・久米とは別の人物が殺害
彩子(日高)は犯人ではなく、真犯人を探している
「日高=東朔也」?
日高(彩子)と八巻が一緒に久米宅に張り込みをしているとき、犯人らしき人物が引き返していった
第6話を見る限り、八巻が真犯人という線は消えた。新たに日高陽斗と東朔也は兄弟(双子?)という可能性も考えられる。二人の名前から「陽=太陽、朔=新月」のように二人は正反対の人格。日高は2重人格?新月の日に人格が入れ替わるとか。
天国と地獄・第7話の考察と予想
天国と地獄・第7話の考察と予想について書いていきます
・歩道橋の落書き(数字)を依頼している「クウシュウゴウ(Φ)」は右の手のひらにホクロがある
・彩子(日高)は焼死体の手のひらを確認して「まだ生きているのかよ」と一言
・東朔也は膵臓がんを患っているらしい
・彩子(日高)が庭で拾った薬の名前は「トルヒノーム」
・陸は元証券マンで無人島でも生きていける人間になりたいらしい
・東朔也(兄)と日高陽介(弟)は二卵性の双子
・東家は金持ちで離婚後、朔也は東家、陽介は再婚相手の日高家
・日高たちの母親は奄美大島出身
・東朔也の父親は、殺害された四方に負債を押し付けられていた
・東朔也と日高陽介はお互いの歯を持っている
・陸の師匠・湯浅も「トルヒノーム」を服用している?
・丸い石は、奄美のお守り
・リストに記載されていない久米正彦の息子・幸彦が殺害される
・日高は東と一緒に奄美大島に行くと言っていた
久米正彦の息子・幸彦が殺害(4人目)されたが、これまでと違って殺害現場が清掃されていなかった
これまでと犯人が違うのか?また、警備保障会社と口に詰められていたタバコとの関係性は?
殺害現場に落ちていた歯は、朔也が拾った日高のものなのではないだろうか。さらに、彩子(日高)が現場で歯を探している感じが気になる
彩子(日高)の「まだ生きているのかよ」、東朔也の死亡届が出ていないかの確認
第7話を見る限り、久米幸彦を殺害したのは、東朔也(湯浅和男)。日高は兄・朔也を止めるため、久米宅に潜入。動機は、父親の仇で八巻が東朔也へ情報を流した。だが、猟奇殺人(3人目まで)の真犯人(黒幕)は八巻英雄なのではないか。
天国と地獄・第8話の考察と予想
天国と地獄・第8話の考察と予想について書いていきます
・3年前の神奈川の事件は十和田元の犯行で、2人目以降は朔也によるもの?
・クウシュウゴウ(Φ)=東朔也=湯浅和男
・彩子(日高)は兄・朔也をかばうのを辞めると日高(彩子)に約束する
・彩子(日高)が日高(彩子)にコ・アースの社長を退任するよう指示
・朔也は昔、久米幸彦が経営する警備会社の警備員として働いていたが、息子である幸彦のミスを押し付けられ不当解雇になる
・朔也(湯浅)には久米幸彦の息子・幸彦を殺害する動機があった
・殺害現場に落ちていた歯は、日高の乳歯
・子どもの頃に日高と再会した歩道橋の上で「こっから間違ったんだよ。俺」と陸に伝える朔也
・彩子(日高)は日高(彩子)を守るため、お互いが元に戻れる可能性がある方法を試す(二人で階段から転げ落ちる)
日高と彩子は元に戻ることができたのか?
元に戻れたけど、正義感の強い彩子は日高と共に真相を暴いていくんじゃないかなと予想。日高は兄をかばうために罪(殺害はしていない)を犯し、朔也は「出生の15分の差を恨み」犯行に及んだのではないか
そして、日高はどの時点で兄・朔也(湯浅)が事件に関係していることに気づいたのか?
一方、朔也(湯浅)は、陸と共に奄美大島に行くことに
幸彦殺害の動機もあるので犯人は朔也(湯浅)。ただ、田所と四方については動機がなく、黒幕の指示ではないか。警察では捕まえることができない悪人を裁くため八巻が朔也(湯浅)のことを利用していた。そして、猟奇殺人を行うようになったきっかけは十和田の漫画。
天国と地獄・第9話の考察と予想
天国と地獄・第9話の考察と予想について書いていきます
・日高と彩子が元に戻る
・河原に日高と彩子が共犯だと疑われる
・日高と彩子は、共に兄・朔也(湯浅)が向かっている奄美大島を目指す
・彩子の自宅を調査した河原は事件の証拠を見つける
・日高の会社で清掃員として朔也(湯浅)が働いていたのをきっかけに2人は再会
・朔也(湯浅)から殺害の共犯を持ちかけられ、殺害現場の隠ぺいに加担した日高
・朔也(湯浅)は認知症の父親を介護していた
・朔也(湯浅)はたった15分の差で日高と人生がまるっきり違うことへの憎しみをずっと抱えていた
・田所の殺害現場を掃除したのは日高。その時に破けたゴム手袋の代わりに皮手袋を使った
・朔也(湯浅)が単独で久米幸彦の息子・幸彦を殺害したのは自分にすべての罪が被るようにするためだった
・朔也(湯浅)は奄美大島へ向かう船の中で病死
・彩子が日高を河原が彩子を逮捕
歩道橋で朔也(湯浅)が日高に向かって言った言葉が気になる
「俺さ、こいつ殺したほうが世の中のためなんじゃないかってやつ知ってんだよね。」
殺したほうがいいやつを知っている?
久米への殺害動機はわかるが、田所と四方を殺害した理由がわからない
あのリストは誰かから渡されたものなのではないか?それとも漫画と一緒にあったものなのか…
田所、四方、久米を殺害したのは朔也(湯浅)。やはり田所と四方については動機がない。認知症の父親が事故死した時に担当した刑事(黒幕)からリストを渡され、犯行をそそのかされたのではないか。そしてリストを渡した黒幕は八巻。ただ河原も怪しい感じが…。
天国と地獄・最終回の考察と予想
天国と地獄・最終回について書いていきます
・日高、朔也、彩子の3人が逮捕されるが、彩子は無罪となる
・陸がSDカードを拾う
・日高はすべて単独犯だと自供する
・河原が日高の事情聴取
・彩子は日高は無罪で朔也をかばっていることを証明したい
・河原は日高が犯人ではないことに気付いていた
・陸はSDカードを持っていないと一旦は彩子に嘘をつくが、結局は警察に渡す
・日高は彩子を巻き込まないように偽証を続ける
以下は、ドラマ「天国と地獄 ~サイコな2人~」の結末を記載していますのでご注意ください
【連続殺人事件の真相】
日高の兄・東朔也(湯浅和男)による連続殺人事件だった。犯行動機は、マジメに生きてきたが、いつも権力者(悪人)に人生を狂わされてきた朔也。自分の余命が短いことを知った彼は、人生の最後に悪人(ゴミ)を掃除(殺害)することを決意し実行。
【彩子と陸の関係について】
最後に陸は彩子の前から姿を消した。これは、彩子が日高に好意を持っていることに気づき、身を引いたように思えた。
【最後の歩道橋シーンについて】
保釈後、丸い石(シアカナロー?)を持った日高と再会を果たした彩子。互いに別れを告げ、すれ違った瞬間、ふたたび2人の中身が入れ替わり終えたように感じた
八巻は全く事件に関係なかったですね…。最後はいい人でした。なぜか彩子と一緒に警察学校へ飛ばされる